【書評】思うままに相手を行動させる文章術とは?『人を操る禁断の文章術』メンタリストDaiGo

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こんにちは、へいじろです。

 

ブロガーの人がみんなおすすめしている、メンタリストDaiGoさんの『人を操る禁断の文章術』を読みました。

 

文章で相手の心を思うままに動かすにはどうすればいいのか、といったことがテーマの本です。

 

本書を読めば、相手が行動を起こす文章とはどういった文章なのかという事がわかります。 

 

 
目次

 

1、行動させる文章とは

1−1、「伝わる文章」よりも「したくなる文章」を書く

 

読み手の想像力を利用する。これがメンタリズム文章術の一番の特徴です。つまり、読み手が都合のいいように想像できる、ある程度の「隙」や「余白」を残している文章が、いい文章だという言い方もできるわけです。

 

あまりきれいな言葉で長文を書くよりも、想像させる文章の方が人は心を動かされます。

 

アップルの故スティーヴ・ジョブズ氏のプレゼンテーションも、iPadのスペックをこまごまと説明しないで、iPadを手に入れたらどんな事ができるのか、どんなワクワクが待っているのかを相手に想像させるようにしていたそうです。

 

つまり、「隙」「余白」を与え、買った後の自分を想像させる事が出来れば、相手は勝手に動かされてしまいます。

 

1−2、文章を書く時は「相手にどんな行動をしてほしいか」を考える。

 

一番危険なのは、書き手であるあなたが「相手にどう行動してほしいかわかっていない時」です。「人の心を動かす文章が書きたいんです。でも、何をして欲しいのかわかりません。」では大問題。

 

 人の心を動かす文章を書きたいなら、メッセージは一つに絞る事です。あれもこれもとメッセージを盛り込みすぎると、文章はとても長くなり、何だかよく分からない文章になってしまいます。

 

メッセージを一つに絞るために、「相手にどんな行動をしてほしいか」を考えます。一つのメッセージが相手に伝わり、心を動かす事で、一つの結果が得られるのです。

 

1−3、「人は倫理ではなく感情」で動く

 

「きれいな文章を書いてはいけない」という原則とともに覚えておいてもらいたい方法が一つあります。

それは「人は倫理ではなく感情で動くという心理法則です。人は倫理で納得しても行動に移りません。逆です。感情によって行動した後、その行動を正当化しているのです。理屈をつけて、「正しい行動をした」と自分を納得させているのです。

 

前述のスティーヴ・ジョブズ氏のように、iPadを持っている自分を想像させ、ワクワクさせるような文章を書くのが感情にうったえかけるという事です。逆に、iPadのスペックばかり一生懸命に書いて、倫理にうったえかけたとしても、相手は行動しません。

 

つまり感情にうったえかけなければ、相手は行動をしないという事です

 

2、行動させる文章の書き方

ここから具体的な、行動させる文章のかきかたを紹介していきます。

 

2−1、読み手の欲求を満たせば、文章を読んでくれる。

 

人には心に渦巻いている欲求があり、そこを満たすことができるかもしれないと思えば、文章を読み漁ります。

 

欲求とは例えば、興味、関心がある、悩みを解消できる、損をしたくない、誰かに認められたいなど。

 

そのキーワードを文章の中に散りばめれば、読み手にとって読んでみたい文章になります。

 

2−2、話かけるように書く

 

会話を文章化し、自分がこう言ったら相手はこう反応するだろうと想像しながら書いていきます。

 

自分の脳内で仮想の相手を作り、会話します。

 

その相手は自分が言ったことに反論してきます。それに自分が答え、また、その答えに対して相手が反論する、それに対して自分が答える、こうやって文章を作っていくことによって、相手の反論が文章の中に盛り込まれるので、説得力が上がります。

 

3、まとめ

 

さすがDaiGoさんの文章術。

 

心理学を巧みに使って、自分の思い通りに相手を行動させる方法が書いてありました。

 

とてもわかりやすく、ブログ、メール、SNSなどで、明日から使えるものばかりでした。

 

ここで紹介した内容は、本書の2割ぐらいなので、少しでも気になった方は読んでみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。